今回のアイデアはフォントに付ける二次元コードです。
「白抜きコード」と名づけてみました。
とりあえずサンプル画像。

「いろは」の文字部分は既存のゴシックフォントです。
下についているモザイク状の部分が今回のアイデアです。
文字のJISコードを二次元コード化し、入力作業をし易くした物です

最大の特徴は肉眼で読めるという点です。
JISコードをそのまま表示すると、無意識でも数字として読めるため、紙面が狭苦しく感じます。
「白抜きコード」は無意識には読めないため、邪魔になりません。
意識すればこのままでも読めますし、定規などを当てれば更に分かり易くなります。

2424 246d 244f と、横向きに表示されています。
パソコンの普及に伴い、役所などに提出される各種申請書類もプリンタ印字が増えています。
しかし、スキャナでの文字読み取りはまだまだ精度が低く、
データ入力は未だに人の手に頼っている状態です。
読み取り精度の高いバーコードやQRコードなどは、文字とは別に印刷するため手間がかかり、
申請書類などではほとんど使われていません。
このアイデアでは、
最初からフォントに二次元コードを付けておき、文字と一緒に印字するので、
書類提出者の手間を増やさずに、コード付き書類を作成できます。
コードリーダーも簡単な構造で作れます。
細い隙間から紙面の明るさを量り、横にスライドさせて、輝度の変化を読み取ります。

「やや暗い」「やや明るい」は複数のパターンがありますが、輝度は同じなので同じ物として読み取ります。
「暗い」から次の「暗い」まで間の輝度の変化で、0〜9、a〜fのいずれか判断します。
暗い→明るい→やや暗い→明るい→やや明るい→明るい→暗い = 「2」
このように判断します。
なお、横方向の長さは検知しません。
変化のない部分は長くても短くても同じものとして読み取ります。
暗い→やや明るい→やや明るい→明るい→やや暗い→やや暗い→暗い = 「4」
暗い→やや明るい→明るい→やや暗い→暗い = 「4」
これにより、コードリーダーをスライドする速度が一定でなくても正しく読み取れます。
16進数の各数字

0123
4567
89ab
cdef
のように並んでいます。
「2」や「5」などが普通のデジタル文字の形と違うのは、
輝度の変化で区別できるようにしたためです。
明るい =0
やや明るい=1
やや暗い =2
とすると、16進数は以下のようになります。
0 010
1 2
2 02010
3 02120
4 102
5 01020
6 12010
7 02
8 01010
9 01021
a 0101
b 2010
c 020
d 2010
e 02020
f 0202
印字の状態が悪く、コードリーダーで読み取れない場合は、肉眼で読んで入力します。
「暗い」から「暗い」までの間に「明るい」しかない場合や、
コードリーダーが紙面から離れた場合、そこを文字の区切りと判断します。
これにより、2バイト文字だけでなく、1バイト文字や10進数も簡単に読み取れます。

縮小すると読み込みが困難になるため、新聞のような細かい文字には付けられません。
しかし、各種申請書類は手書きにも対応しているため、大きめのフォントを使えます。

約1センチ、26ポイントのフォントの場合、
コードに使われている16進数は、5ポイントです。
これは一般の書籍でルビに使われるフォントと同じ大きさです。
読み続けるには小さすぎますが、肉眼での確認は補助的な物なので、
十分な大きさではないかと思います。


